日本共産党近松さと子の活動日記№2

広島市中区選出の市議会議員です。

74年目の原爆の日

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今朝のニュースで、ボリビアが25か国目の核兵器禁止条約批准国として国連に届けを出したと報じました。政府関係者は、8月6日という広島原爆の日に合わせての行動だとコメントされていました。うれしいですね。
 
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さて、74年目の原爆に日を迎えた昨日の平和式典は、台風の接近で小雨が降る比較的涼しい中での開催となりました。それでも、セミの鳴き声はあの日の朝を思い起こさせるものでした。

 今年の平和宣言は、松井市長が、核兵器禁止条約への署名批准を国に求めたことが大きく注目されました。被爆者の思いという表現ではありますが、この間の被爆者や市民の声と行動が消極的な姿勢を動かしたと言えるでしょう。宣言案が報じられると長崎の田上市長は、広島、長崎の両被爆地が同時に訴えていることの意味をくみ取ってほしいと記者会見で述べていましたが、日本政府への要請の力が大きくなったことは間違いありません。
 
 それに対して、安倍首相の挨拶は、「核兵器のない世界を」と何度も述べますが、空虚なものでした。地元紙でもトップ記事となった核兵器使用のハードルを下げる米国の核戦略の変更を安倍政権は、支持しています。核保有国と非核保有国との橋わたし役を自認している安倍政権ですが、その橋は、核保有国の米国にしかかかっていないのではないでしょうか。


来年は、被爆75年の節目の年です。
同じく創設75年目をむかえる国連の決議第一号が「原子兵器の廃絶」でありました。
国連では、5年に一度のNPT再検討会議の開催が予定されています。
平均年齢82歳を超えた被爆者の生きているうちに核廃絶をの願いにこたえるために、被爆地からさらなる世論を高めて、核兵器を手放せと迫っていく決意を新たにしています。